1955-06-28 第22回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号
舞鶴援護局内ではできるだけ医療の検査をする、あそこで検査を受けておらなかったためにあとでいろいろな不便をこうむることのないように、その趣旨を十分に引揚者に徹底させまして、あそこにおる間にからだが悪い人があるならば悪いということの申し立てをしていただきまして、証明書を出さすように心がけております。
舞鶴援護局内ではできるだけ医療の検査をする、あそこで検査を受けておらなかったためにあとでいろいろな不便をこうむることのないように、その趣旨を十分に引揚者に徹底させまして、あそこにおる間にからだが悪い人があるならば悪いということの申し立てをしていただきまして、証明書を出さすように心がけております。
○大瀧参考人 それでは、私から、舞鶴援護局内の状況について多少御報告をいたします。
これは舞鶴援護局内での事務の取扱いとしても、同時に入港し、同時に上陸して同時に帰ることは困難でございますので、できるだけそういう事態を避けるよう調整したいと考えておりますが、もしいろいろの関係から上陸が相当接近して行われる場合におきましては、三泊四日も相当延ばさなければならないのじやないかと思つております。
そうして帰国援護の事務のうちで政府が直接やる舞鶴援護局内におきまするもの以外のものは、一切を挙げまして日本赤十字社にこれを委託いたしたのであります。
さらに、第一次帰還船の実情にかんがみまして、子供が相当大勢おりまして、しかも割合小さい子供がおりますので、引揚げに関する業務を円滑にいたしまするために、舞鶴援護局内に引揚げ幼児を世話をするために託児施設を設けまして、ここに保母を置いて、託児事業も行うようにいたしておるのであります。
先ず第一に、現在舞鶴援護局内に保管せられておりますところの、未だ帰らざる者を待ちわびておる留守宅よりの通信は二十万通に達しております。
それから舞鶴援護局内の事務所の制限であります。御承知の通り舞鶴援護局の機構と運営につきましては、現実に進駐軍の管理のもとにございまして、あすこに出入りするためには二十四時間前に届出をしなければならぬということに相なつておるのでございます。從いましておいでになる方に非常にごめんどうでは、ございましようけれども、その間若干きゆうくつな、御迷惑なことをお願いしなければならぬような場合があると思うのです。
これが受入態勢につきましても万遺漏なきを期し、上陸地受入準備視察のためには、先般、在外同胞引揚問題に関する特別委員会から、委員長外四名の委員を舞鶴及び函館に派遣し、視察せしめました結果、舞鶴においては、新粧を終えた病院船高砂丸を初め、十二隻の輸送船が一切の準備を終え、命令一下即時出航し得るの状態にあり、又食糧その他物資の積込も終え、医療施設も完備し、尚又、舞鶴援護局内には各縣ごとの郷土室も設けられ、
第二点の原因経過については、上陸後、舞鶴援護局内において暴行事件のあつたことは事実でありますが、先程も述べました通り、負傷によつて死亡者を出した事実なく、原因についてはソ連地区抑留中及び帰還途上における反動摘発闘爭委員会等に対する憤激が爆発したものであると結論された次第であります。
審議の都合上この議題を四点に分けまして、第一点を輸送中人員授受に関し不足人員を生じたという点並びに三名死亡云々の件、これが第一点で、第二点は舞鶴援護局内における暴行事件の原因、並びに経過について。第三点はこの粉爭事件に関し官廳側の取られた処置、並びに対策について。
それで一應この問題を打切らせて頂きまして、次に第二点の舞鶴援護局内における暴行事件の原因並びに経過について審議を始めたいと存じます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)